2008.12.08
寺尾会計の税務的な毎日
アメリカの公認会計士と情報交換 その2
日米情報交換会の続きです。
仕事の内容について
中心はリスクベースの監査とのこと、
中小でも内部統制の監査をしているところもあり。
公(官公署)に提出する書類としては税務申告書のみ。
監査報告書は株主、銀行、(たまに保険会社からも要請あり)用
アメリカには税理士制度はないので、複雑な税務申告や不得意分野については
公認会計士のなかに専門性をもってその業務に特化している事務所等と
連携して行っている。
どこの会計事務所も、より専門的・複雑な事案については横の連携で
業務の補完をしている。
州によって売上の振り分け計算、税率その他の相違が日本の分割法人より
複雑なようです
3年に一度他の会計事務所の監査を受ける必要がある。
監査結果が公表されるため、後で何を書かれるか非常に脅威!!
記帳代行を受ける場合もある(経理担当者が退職して次に人が見つかるまで)
パートさんが処理し時間当たりの請求となるが、リスクが高く、生産性も低いため
あまり受けない。
6分ごとの時間管理
:時間管理のソフトを使用し、顧客ごとに作業時間を集計して請求する。
タイムエントリーが1日で一番面倒な仕事。
この時間も報酬として請求する。来客、TELその都度切り替え
すごい の一言。 このソフト日本では普及は無理???・・・
事務所PR方法
成果を雑誌に掲載
チャリティー、ロータリー等地域の催しなどに寄附やボランティアで職員が参加など
日本とはちょっと違ったPRもしている。
社会貢献、地域貢献という点では見習うべき
事務所PRとして、チャリティーや地域イベントへの参加などは日本の会計事務所では
あまりない方法なので、なるほどそういう方法もあるなと感心しました。
こういうことは継続が大事ですね
いろいろお話をしているうちにあっという間の2時間でした。
とても、かわいくて、やさしい感じ(仕事はビシバシ)の女性の会計士さんでした。
長時間ありがとうございました。
米国公認会計士!挑戦してみようかな・・・・。
by すみ