2009.10.19
社長応援日記
夏もおでんですよ
事務所では、朝礼のときに8月から「職場の教養」という冊子の輪読を
始めました。
これは、仕事のヒントや生活の心がけなどちょっとした「イイ話」が毎日
テーマに沿って、1ページ完結で書かれてるものです。
それをその週の朝礼の司会から順に音読していき、最後にひとりがコメントを
述べます。
そして、最後に「今日の心がけ」をみんなで一斉に音読します。
内容によっては、賛同したりしなかったりと賛否両論あると思います。
ひとつの試みとして この1週間「職場の教養」を紹介してみます。
今日は、「夏もおでんですよ」です。
昭和30年代のおでん屋さんでの話
お客さんから「夏はどうするの?暑くてたまらないでしょ」との問いかけが
ありました。
当時の女店主は「夏もおでんですよ。うちは、おでん屋ですから」と答えた
といいます。
お客さんはこの言葉に感激し、連日おでん屋に通い、夏は汗まみれになって
おでんを食べたそうです。
今日は、こういう「商いの精神」が薄れ、自社の都合や損得を優先させて
「お客様が求めているものは何か」を軽視する風潮はないか。
・・・(略)・・・
そして、今日の心がけ 創業理念に立ち返りましょう です。
確かに、「夏は暑いから」といって、おでんを止めていたら、いつやって
いるのかわからず、次第にお客様の足は遠のくでしょう。
私の知人の家の近所にたこやきやさんがありますが、そこは夏も汗を
かきかき、たこやきを焼いています。
たぶん、夏場はお客さんも少ないんだと思います。
でも、必ずたこやきを売っているので、安心して買いに行けます。
こんな創業時の純粋な理念を創業者のみならず、社員も共有し、迷ったときの
バイブルにしたいものです。
また、その姿勢を貫くことによって、二代目三代目やお客様にも浸透し、
息の長い会社へとつながっていくと思われます。
最初なので、長くなってしまいました。
内容にもよりますが、「深イイ話」と思うかどうかは、読み手にもよります。
自分のアンテナに引っかかったものを大事にしていきたいと思ってます。
by きみまろ