2010.01.29
トモヤンクンの経営・会計言いたい放題
スティーブ・ジョブズ氏のプレゼン
米国時間1月27日にAppleから新製品「iPad」が紹介されました
日本でも、日本経済新聞が28日夕刊の1面記事に掲載する他、インターネットなどでも話題になっているようです。
iPadは3月から売り出されるようですが、iPodやiPhoneにつづくヒット商品になるかどうか、楽しみです。
個人的には、電子書籍を販売するiBook Storeの日本版が早くできるといいなぁと思っています
さて、Apple社の記者会見では、新製品の紹介はもちろん、CEO(最高経営責任者)のスティーブ・ジョブズ氏のプレゼンを楽しむことができます。
彼のプレゼンは、聞くものを熱くさせます。
英語でプレゼンしているわけですが、意味がよく分からないおかげで
なにが彼のプレゼンを魅力あるものにしているのか、よくわかります。
私が思うに、彼のプレゼンの良さは4つあります。
話し方
スライドの使い方
目の前で実演する
自分たちの売り出す商品の魅力を、骨の髄から理解していること
★話し方★
必要なことだけ話す
尻すぼみに話さない
ゆっくり、活舌よく話す
強調したいことは、1単語ずつ区切って言う。
簡単な言葉を使う
(私は中学校レベルの単語力しかありませんが、それでもなんとなく意味がわかります)
話す内容や順番が完全に頭に入っているので「えー」や「あー」などの言葉が入ったり、内容を忘れて話が止まったりしない
普段、ニュース番組をみてると、アナウンサーたちは流ちょうに話しているので、あのようにプレゼンするのがいいのかと思いきや、頭にあまり残らない話し方なんですよね。
彼の話し方は「すごい」「なるほど」と、聞く側を理解させてくれます。
★スライドの使い方★
1つのスライドには1つの情報のみ
数値は概数を使い、細かい数字は出さない
口で言えばいい強調しなくてもいいことは、スライドにのせない
(例:2009年度現在、など)
写真も使う
話し方ともつながりますが、シンプルに、情報を少なくすると、印象に残らせるいいスライドになると思います。
その点から言うと、このブログは文字や情報が多くて×ですね
★実演★
どんなに口や図で紹介してみても、百聞は一見にしかず、実際に目の前でやって見せるのがわかりやすいです。
実演すれば、説明の言葉もあまり必要なくなります。
★自社・自社製品の魅力を骨の髄から理解する★
あたりまえのようで、企業が大きくなればなるほど難しいことだと思います。
銀行さんなどに自社・製品の展望や経理の状況を説明するのでも、しどろもどろになってしまったりしませんか?
現在、この記者会見(Keynote)はApple社のトップページから閲覧することが可能です。
全部で1時間半ありますが、始め10分間みていただければ、彼のプレゼンの魅力がわかっていただけると思います
百聞は一見にしかず ぜひ、一度ご覧ください。
そして、できれば、ご自分でプレゼン・講演した音声や映像を見てみてください。
プレゼン能力アップすること、間違いなしです