2010.04.19
社長応援日記
調査の目~それは議事録から始まった!
先週3日間、お客様の税務調査に所長と共に立会いました。
調査官はベテラン2名
従業員が100名を超える企業規模ということもあり、
限られた時間内でどの様にチェックを行うか興味がありました。
比較的小規模な企業であれば、請求書や領収書、元帳などから
異常取引のチェックを行いますが、
調査官がまず確認した物は取締役会議事録と稟議書
これには「なるほど 」と関心させられました。
当然その中には、臨時的費用の支出や特殊事項の記録がなされており、
調査官は目星を付けた内容から更に詳細の確認に入っていきます
企業によっては、協議はしているものの、稟議書や議事録など記録として
残していないところも見受けられます
時が過ぎれば人の記憶は頼りないものです
これらの記録は、税務調査時の事実認定の重要な立証資料となり、
また、内部統制や今後の経営判断資料など様々な場面で役立てることが
できます。
面倒でも日々の記録を残すように努め、こういったことの社内徹底こそ、
経営者が行うべき重要な業務だと思います。
稟議書や議事録の重要性を改めて認識した税務調査でした
by Mr.ちゃー