愛知県名古屋市緑区|税理士・会計事務所
愛知県名古屋市緑区の税理士|税理士法人寺尾会計事務所

全メニュー

コラム

2011.08.28

家督相続 〜円満な相続のために〜

生命保険と相続対策⑤:事業承継対策

相続対策のうち、事業承継対策についてお話しします。
事業承継対策は、財産分割対策に含めて考えてもいいのですが、『事業の存続』という視点が必要ですので、別対策として取り上げます。
事業承継は、財産承継と経営活動承継に分けられます。
生命保険は財産承継において役に立ちます。
中小株式会社の場合、経営者がその株式を多く有しており、また、経営者の財産の大きな位置を占めていることが多いです。
たとえば、子2人が相続・財産は自宅、会社株式、預金各1億円のみ・親と同居する子1人が後継者の場合。
法定相続分で分けるとすると、一人1億5千万円ずつになります。
自宅も株式も後継者の子が相続したいところですが、5千万円だけ法定相続分を超過しています。
もう一人の子が法定相続分を主張しないか、あるいは、後継者又は会社の手元に5千万円あれば問題は回避できます。
しかし、実際に、この問題が生じることがあります。
株式を分割して相続することもできますが、経営に関わらない子に株式を相続させるのは、事業承継上、大変問題があります。
しかし、相続が起こった時に生命保険金が入るようにしておくと、手元に現金が入り、代償分割を行えますので、この問題を解決することができるのです。
そういう意味で、事業承継対策に生命保険が使えます。
また、会社・事業側の相続(経営者死亡)対策として、経営者に生命保険をかけることで、死亡退職金を賄ったり、経営者不在で危うい当面の資金を確保したりすることもできます。
by トモヤンクン

お問い合わせ

お問い合わせフォームまたは
お電話よりお気軽にご連絡ください。

お問い合わせフォーム

お電話でのお問い合わせ

TEL.052-622-2279