2011.09.03
社長応援日記
中学生からの質問②:経理箏務マニュアルって?
先回に続き、東海中学の男の子が卒業レポート「職業人に問う」の題材として所長を選び、来てくれた時の質問とその回答をお伝えします
寺尾会計ってどんな税理士事務所?という疑問の参考にご覧ください
Q:寺尾会計のHPにある「経理事務マニュアル」というのはなんですか?
会社にとって、どんな役に立つのですか?
A:会社の経営は、まず、会社の状態を知ることから始まります。
会社の状態(儲かっているのか?財産は十分あるか?)を知るためには、会社の中のすべての企業活動(製造、営業、販売など)や経営資産(機械・備品など)をひとつのルールで計算する必要があります。
会社の中ではどのように計算してもいいのですが、すべての会社が同じルールで計算されないと、例えば、税金を徴収するのに手間取ってしまったり、経営に使いにくくなってしまったりします。
日本には、税法のルールと簿記という会計のルールがありますから、税法のルールや簿記を使えばどの会社も同じように企業活動などを計算することができます。
経理というのは、簿記を使って、企業活動(具体的には売上や経費など)による利益を計算することです。
「経理事務マニュアル」には、その経理のルール、例えば、帳簿整理の仕方などを税法のルールも交えてまとめてあります。
マニュアル化することで、経理担当者が企業活動などを計算しやすくし、利益計算の間違えを減らすことができます。
つまり、「経理事務マニュアル」によって、会社が税金を納めるのがスムーズになったり、経営への役立ち度が上がるのです。