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コラム

2011.09.29

家督相続 〜円満な相続のために〜

争族とその構図②:法定相続分v.s.本家・分家

争族になりやすい相続人間での考え方の違いの一つに、以下の場合があります
一人が遺産は法定相続分で分割し、後腐れないようにと考えている。
もう一人は遺産は長男が中心に相続し、他の兄弟はなにか問題があったときに兄を頼ればいいと考えている。
戦後の日本では「各人はみな平等な権利を有する」という教育を受けてきました。
法律でも、その考え方を踏まえて、法定相続分が定められています。
この考えに基づくと、遺産分割は法定相続分に従うのがいいということになります。
一方、古くから続く日本の習慣として、本家・分家という考え方があります。
本家は遺産を相続し、家や土地の管理や墓の維持、その他家族の世話などを行ってきました。
この考えに基づくと、遺産分割は長男を中心に行うのがいいということになります。
人の考え方に是非はつけにくいため、互いの考えと否定し合うと争族に突入します

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