2012.09.03
社長応援日記
海外進出のチェックポイント
国内の経済状況、円高が改善を見ないまま
消費税の改正が行われることは、前回ご紹介しました。
これによって、国外での企業活動に魅力を見出す会社も
少なくないと思います。
一方で、海外進出は大きな意思決定であり、
利益を出す計画と共に、リスクを把握することが必須となります。
海外進出を果たした企業が、撤去・移転した理由をみてみると、
最も多いのは「受注先、販売先の開拓・確保の困難性」の31.1％でした。
日本国内での企業活動上でも、経営課題の上位になるような理由といえます。
以下、10％以上のものをみると、
「生産・品質管理の困難性」
「生産コストの上昇」
「日本本社の事業戦略変更」
「現地パートナーとのトラブル」
「市場ニーズへの迅速な対応の困難性」となっています。
こうした理由の中には、進出時にはわからなかった問題点もあります。
そのため、進出後に発生した問題に対して、
いかに現地で対応できるかも重要になります。
また、これから海外に進出しようと考えている企業は、
上の撤退・移転理由を進出にあたってのチェックポイントとして
利用してみましょう。
参照HPには、この他にも海外進出した企業の情報が
多く掲載されています。
ぜひ一度ご覧ください。
参照HP:2012年版中小企業白書
http://www.chusho.meti.go.jp/pamflet/hakusyo/H24/H24/index.html
