2013.04.13
社長応援日記
中小企業が価格競争市場で勝ち抜くには
Apple社が世界初タブレットiPadを発売してから4年が経とうとしています。
タブレット市場には多くの企業が参入し、本体の小型軽量化や新たな活用法の考案などで競争されるとともに、コモディティ化が進んでいます。
『コモディティ』は、低廉大量販売商品のことをいい、
『コモディティ化』とは、高付加価値な商品が、時間とともに無個性化し、価格以外の要素で競争ができなくなる現象のことです。
中小企業において、このコモディティ化が進んだ市場で工夫せずに勝ち抜くことは不可能です。
価格の分野では、大量に生産・販売できる大企業に敵わないからです。
自社の市場でコモディティ化が進んだ場合、選ぶ道はいくつかあります。
その1:商品自体を高品質にする。
その2:新たな商品個性・付加価値を創造する。
(おしゃれなデザイン、新しい機能など)
その3:商品以外の価値を加える。
(おまけ付き、徹底したアフターサービス、自社のブランディングなど)
その4:新規事業を立ち上げ、自社の市場をコモディティ化していない市場へ変える。
上記以外にも、他社と差別化を図る方法はあると思いますが、
いずれの場合も、経営者が自社を把握し、判断を下すことになります。
そのために十分な時間が取れるよう、日常業務を社員に任せる仕組みも多くの市場がコモディティ化している現代になくてはならないものといえます。