2013.07.23
社長応援日記
Microsoft社から学ぶ顧客満足
WindowsでおなじみのMicrosoft社。
実は顧客満足度がかなり低いのをご存知でしょうか。
なぜ顧客満足度が低いのか、それを証明する出来事が5月に起こりました。
新しい家庭用ゲーム機、XBOX ONEが発表されたのです。
このゲーム機では、
ユーザーは毎日メンテナンスを行わなければなりませんでした。
このような面倒をユーザーにしいたのは、
中古ソフトで遊べないようにするためでした。
中古ソフトが売れても、ソフトの販売元の利益にはならないからです。
つまり、販売元(取引先)の利益のために、
ユーザー(顧客)に手間をかける仕組みを考えたわけです。
顧客の視点なしに作られたゲーム機は、顧客の反発を買いました。
発売初年度の世界販売台数がほぼ同数だった現在のXBOXとライバルPlayStation。
この度発表された新しいゲーム機の予約台数は、
XBOX:PS=1:7と大きな差を見せたそうです。
結局、発表から一ヶ月後、Microsoftはこの仕組みをやめると発表しました。
当然のことですが、顧客を第一に考えない企業は、
現在どんなにマーケットシェアが高くとも、いずれ市場から退いていくことになるでしょう。
この当たり前の事実を、今一度、心に刻んでおきましょう。