2013.11.03
社長応援日記
法人税申告実績から見る日本の景気回復状況
10月下旬に国税庁より平成24事業年度の法人税申告実績が公表されました。
これは、平成24年4月1日から平成25年3月31日までに終了した事業年度に係る申告について、平成25年7月末までに 申告があったものを集計したものです。
それによると、法人税額の総額は、リーマンショック後の平成21年度を底に、3年連続の増加となりました。
申告所得金額は、前年度比121.2%と、ここ20年来でも1・2の高い伸び率となりました。
そして、黒字申告割合も27.4%と、前年度に比べ1.5%増加しました。
また、赤字申告の1件当たり欠損金額は840万円で、前年度比79.1%と、
全体を底から回復している形になりました。
これらのデータは、政権交代や円高にも負けない、日本企業の実力を示しているように思います。
今事業年度はアベノミクス効果で、更なる飛躍が期待できそうです。
一方で、中小企業の業績は、まだ厳しいものが続いています。
一般に、好景気は、大企業から影響が出始め、
中小企業がその恩恵を受けるのは1〜2年後といったところです。
焦ることなく、誠実に事業を行っていきましょう。
参考HP: 国税庁HP 平成24事業年度 法人税等の申告(課税)実績の概要
http://www.nta.go.jp/kohyo/press/press/2013/hojin_shinkoku/hojin_shinkoku.pdf