2015.09.13
社長応援日記
社会保険とは? ~社会保険の基本~
給与・賞与の話をするのに不可避なのが、『社会保険』です。
社会保険という言葉の使い方には、3つあります。
広義
広義の社保とは、社会保険制度のこと。
社会保険制度には、健康保険、介護保険、年金保険、雇用保険、
労災保険の5つがあります。
狭義
狭義の社保とは、健康保険と厚生年金(年金保険)のこと。
ちなみに、雇用保険と労災保険を合わせて「労働保険」といいます。
国民保険との比較としての社会保険
国民健康保険と比較して、
健康保険だけを指して社会保険ということもあります。
基本的な部分ですが、いろんな意味で「社会保険」が使われるので、混乱しがちです。
ちなみに、
雇用保険は、
4月1日時点で64歳以上であると、保険料が免除されます。
ただし、65歳以上での新規加入はできません。
介護保険は、
45歳以上~65歳未満の被雇用者は給料から天引き、
65歳以上は年金から天引き、
または、個別に振込となります。
厚生年金は、
70歳未満まで給与から天引き、
70歳以上になると、保険料負担はありません。
健康保険は、75歳未満まで給与から天引き、
75歳以上になると後期高齢者医療制度に移行します。
後期高齢者医療の保険料は、給与から天引きしません。
労災保険には、年齢制限はありません。
超高齢社会である日本で高齢者を雇用する機会は増えています。
社会保険の手続きもぬかりなくしたいものです。