2015.12.15
リーダー / 経営者 / 管理者
ダースベイダーのリーダーシップ
12月18日に、歴史的大作『STAR WARS』の新作が公開されます。
多くの映画館で初日のチケットが売り切れる、
食料品の販促にキャラクターが登場するなど、
1977年に初作が公開されて以来、劣らぬ人気を保持しています。
さて、STAR WARSをよく知らない私でも知っているものといえば
『ダースベイダー』です。
彼は、冷徹・迅速・確実に仕事に向かう、情け容赦ないリーダーで、
目標を達成しなかった部下を処刑してしまうなど、
恐怖・脅迫・懲罰をもって職務を遂行させます。
このようなリーダーシップを『権威主義的リーダーシップ』といいます。
権威主義的リーダーシップの特徴
①部下に不信を持っている
②命令に一方的に従わせようとする
③命令に従わない場合には、懲罰を与える
このようなリーダーの下では、組織からの離脱や情報の隠ぺいが
行われます。
長期的な成長は見込めませんが、
軍隊のような独立した組織や
メンバーが未熟である組織
緊急に意思決定を下さなければならない場合には
有効的なリーダーシップといえます。
現代の日本では、権威主義的リーダーシップは疎遠されますが、
自らが部下に行動の例を見せる、目指す先がぶれないなど、
懲罰的な部分が少ない権威主義的リーダーシップは
たたき上げの経営者には少なくないリーダーシップの形です。
今はメンバーの自発的な仕事を促す時なのか、
強い統制力が必要な時なのか。
組織の置かれる現在の状況に応じて、
リーダーシップの形を合わせていけることも
良いリーダーの要因といえるのではないでしょうか。
良いリーダーは、組織の継続と活性化のためには不可欠です。
ダースベイダーはよ良いリーダーか。
映画のシーンでのダースベイダーはいち軍人ですから、
状況とダースベイダーのリーダーシップはマッチしていますが
状況に応じてリーダーシップの形は変えていけそうにはないですね。