2016.01.22
リーダー / 経営者 / 管理者
オオカミの隊列と組織の迅速性
オオカミは行進をするときに、隊列を組みます。
並び順は、
老狼/体の弱い狼 強い狼 その他の狼 強い狼 アルファ
だそうです。(アルファというのは、リーダーのことです)
オオカミの世界に限らず、
実は、これが組織において最も効率的な並び順だと言われます。
なぜか。
それは、隊列が最も短くなるからです。
老狼などは他のオオカミと比べ、歩くのが遅いです。
これを先頭以外におけば、
老狼前の狼と、それ以降の狼の間に大きな空間ができます。
これでは、アルファが目を配る範囲が伸びてしまいますし、
外敵から守るのにも適していません。
組織に置き換えて考えれば、
老狼はボトルネック、
アルファは管理者/責任者
隊列は、受注から販売までの工程と言い換えられます。
組織はボトルネック以上の速度で動けません。
一方で、組織はオオカミの隊列と異なり、たいていの場合、
ボトルネックになっている作業を先頭に持ってくることはできません。
(加工作業がボトルネックだとしても、
仕入よりも前に加工を行うことはできません)
ですから、
①ボトルネック自身の速度ををどうあげるか
②ボトルネックの速度に組織全体をどう合わせるか
この2つの問題に取り組むことで
会社の迅速性の改善につなげることができます。