2017.09.22
寺尾会計の税務的な毎日
節税のタイミングはあと3ヶ月?!広大地評価が廃止
相続税・贈与税の土地評価方法の一つである
「広大地の評価」が今年いっぱいで廃止され、
「地積規模の大きな宅地の評価」が新設されます。
「広大地の評価」は
一団の土地の地積が500㎡以上で
一定の条件を満たす土地であれば、
評価額を4〜5割程 減らすことができる評価です。
「地積規模の大きな宅地の評価」も
一団の土地の地積が500㎡以上で
一定の条件を満たす土地に適用できる評価です。
しかし「一定の条件」が変わります。
ですから、
広大地の評価の使えなかった土地に適用できる、
逆に使えた土地で適用できなくなる、
減額割合が減る など、
この改正による影響は土地ごとに異なります。
新しい評価方法で土地の評価額が大きく上がることが
予想されるのであれば
今年中に土地を贈与しておくと
節税になる場合があります。
また、相続時精算課税制度を利用すれば、
2500万円まで無税で一度に贈与することができ、
相続が起こった際に課税価格に持戻しされる土地の価額は
贈与時の低い価額になります。
新しい評価方法は
平成30年1月1日以後に相続・贈与された財産から適用の見通しです。
今からであれば、
今年中の相続税額試算・贈与検討・実行も可能です。
500㎡以上の土地をお持ちの方は、一度ご相談ください。