2020.05.23
経営支援資料館
黒字経営にするために 第5回 資金繰りとは?(3)
中小企業支援のための中小企業診断士
河合裕
入りと出をしっかり把握しましょう。
企業の場合は特に、さまざまな種類の入金と出金があります。
収入の方は、現金で入ってくるものや、
販売はしたが、しばらく掛け売りの状態のもの(売掛金といいます)、
代金を手形あるいは小切手でもらったものなどがあります。
出ていく方はどうでしょうか?
現金で出ていくもの、これはわかりやすいですね。
でも企業の場合は、それ以外に買掛の状態のもの(買掛金といいます)、
手形、小切手を切って支払いを後にするものなどがあります。
こんなにバラバラのタイミングで現金が入ったり出たりすると、
細かな入出金のタイミングがわからず、資金についての計画を立てることができません。
ですから、入金や支払いについては、
現金ベースで、いつ入ったか出ていったかを把握する必要があります。
この記事の目次はこちら 次のページへ