2020.06.03
経営支援資料館
黒字経営にするために 第6回 資金繰り表を作りましょう(1)
中小企業支援のための中小企業診断士
河合裕
資金繰り表の例
収入と支出を資金繰り表という表で管理します。
資金繰り表は過去の状況を記録するものではありません。
将来の現金預金の状態がどうなっていくかを事前に把握するために役に立ちます。
この表がないと、どんぶり勘定になり、いつ、資金がショートするかわかりません。
そんな状態では、仕入れや経費支払い、従業員の給与支払いなど、怖くてできませんね。
このように、収入と支出に分けて記入します。
この表は、基本的な表で基本的な項目がひととおり入っていますが、
ご自身の会社ではないものは削除すればよいです。
なお、この表は日常的な資金繰りです。
これ以外に、お金を銀行から借りる、返す、などの財務的なキャッシュの動きもあります。
資金繰りがたいへん厳しい場合、お金が底をつきかけており、日々の資金繰りが心配な場合は、
それこそ毎日の資金繰りが命です。
上記の表は毎月ベースですが、これを毎日にして管理する必要があります。
この記事の目次はこちら 次のページへ