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コラム

2021.04.23

経営支援資料館

アフターデジタルの時代がやってきた                   第2回 アフターデジタル

YouTuber
すぎやま先生

一人負けの15年

日本はこの15年、『一人負け』を続けてきた。

今年、流行したビジネス書『シン・ニホン』の著者、安宅和人さんの言葉です。

世界の先進各国が紆余曲折しながらもG D Pを伸ばす中、
日本はこの15年、ほぼ経済成長できずにいます。
デジタル分野でも10年〜15年遅れていると言われています。

少し前まで

「仕事中にスマホ使うな」とか 「会議中にLINEやってんな」とか、
そんな風潮までありましたよね。

頭の固い人たちがそんな理屈を振りかざして威張っている間に、
日本はどんどん世界から取り残されてしまっているのです。

そんな状況の中で日本は、
『コロナショック』で強制的にデジタルの世界に足を踏み入れることになりました。
2020年春に、自分が在宅勤務やオンラインミーティングをしているなんて、
誰が想像したでしょうか?

日本もようやく本格的なデジタル社会の扉を開こうとしているのです。

デジタル社会の向こう側

しかし、日本がコロナによってようやくデジタルの扉を開けはじめた現在、
世界の国々はもうひとつ先の扉を開け、さらに先の時代に進もうとしています。

これまでの世界は『デジタル化』と言っても、
「リアルありきのオンライン(デジタル)」だったんですね。

つまり、本の代わりの電子書籍、
会って打ち合わせする代わりにオンラインミーティング、
実店舗の代わりのオンラインショップ。

こういう世界のことを『ビフォアデジタル』といいます。

しかし、世界が進もうとしているこの先の世界、
それは 「つねにオンライン(デジタル)でつながっている世界」です。

基本、つねにデジタルでつながり、交流があって、その中に時々、
特別な体験としてのリアルがある。

リアルはあくまでも手段のひとつ。

こういう世界のことを『アフターデジタル』といいます。

『アフターデジタル』とは藤井保文さんの本で、2019年、つまりコロナ前に出版されました。

それが奇しくも、コロナ禍で急激にデジタル化が進んだこと、
『アフターコロナ』というワードが流行ったことと相待って、
その波に乗って2020年にヒットしました。

世界はまさにアフターデジタルの時代に突入しているのです。

アフターデジタルの世界

もうちょっと具体的な例を挙げますね。

今まではコミュニケーションといえば会って話すのが基本、
その後、LINEやメール、電話でやりとりするけど、
基本は会って話して決める、という世界でした。

これに対してアフターデジタルの世界では、基本、オンラインでやり取りする。
オンラインでつねにつながった状態で、商談を進めたり、交流を深めたりする。
そして、ここぞという時には会って話をする。

「オフラインがなくなった世界」
「基本オンライン、デジタル、その中に時々リアルがある」とは、こんな感じです。

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