2022.09.13
パソコン豆知識
国税庁をかたるメッセージ・メールにご注意ください
7月から国税庁のホームページ トップに
国税庁をかたる迷惑メールに関する文書を掲載しています。
『不審なショートメッセージやメールにご注意ください』
https://www.nta.go.jp/data/040721_03jouhou.pdf
当事務所の職員にも、税務署を語ってe-taxを装った次の詐欺メールが来ました。
以下、全文です。
税務署からの【未払い税金のお知らせ】
e-Taxをご利用いただきありがとうございます。
あなたの所得税 または 延滞金(法律により計算した客勛 について、
これまで自主的に納付されるよう催促してきましたが、まだ納付されておりません。
もし最終期限までに納付がないときは、税法のきめるところにより、
不動産、自動車などの登記登録財産や給料、売掛金などの債権などの差押処分に着手致します。
納稅確認番号:****4620
滯納金合計:50000円
納付期限: 2022/8/27
最終期限: 2022/8/27 (支払期日の延長不可)お支払いへ⇒ https://www.nta.go.jp/××××
※ 本メールは、「国税電子申告・納税システム(e-Tax)」にメールアドレスを登録いただいた方へ配信しております。
なお、本メールアドレスは送信専用のため、返信を受け付けておりません。ご了承ください。
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発行元:国税庁
Copyright (C) NATIONAL TAX AGENCY ALL Rights Reserved.
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記載されているリンク先の https://www.nta.go.jp/までは
公式な国税庁ホームページアドレスですから、騙されてしまいそうですが
リンクの上で右クリックをして、リンクのアドレスをコピーしてみると、
実際に貼られているホームページアドレスは全く異なるものです。
このようなメールが届くと気持ちが騒ぎますが、
税務当局(国税庁、国税局、税務署)がメールやショートメールで個別の納税や差押えの執行を行うことはありえません。
フィッシング対策協議会という団体のホームページ(https://www.antiphishing.jp/)では、
様々な団体をかたる詐欺メールを一覧で確認することができます。
また、フィッシングメールが疑われるメールやサイトを報告することで、
フィッシングの真偽判定もしてくれるそうです。
不審なメールが突然届いた際には、一度このサイトを確認してみてもよろしいかと思います。
また、
ウィルス対策ソフトを販売するノートンのホームページにおいて、
いつ、どのメールアドレスが漏洩したのかを、簡易的に検索できます。
ノートン・メールアドレス流出チェック
https://jp.norton.com/breach-detection
メールアドレスがどうして、どこから流出したのかを知ることはできませんが、
ご自身のアドレスを検索してみて、万一 流出が確認されたようであれば
パスワードを変更する、メールのセキュリティレベルを上げるといった対策を検討してみてください。