2024.04.03
社長応援日記
税理士事務所の根幹となるもの
新年度にあたり、弊社では新入社員を迎えることができました。
新卒社員の入社は4年ぶりで、男女1名ずつ計2名の入社となります。
4月1日の入社式では、任命書を手渡すとともに先輩所員から祝辞を述べました。
今回はその内容をご紹介させていただきます。
他の企業への就職、進学など、数多い将来の選択肢の中から寺尾会計を選んでいただきありがとうございます。所員一同、お2人の入社を歓迎します。
AIの出現によってなくなる職業として税理士業が挙げられたことがあります。
確かに税理士業の中の作業の部分は機械に代わっていくでしょうし、変えていくべきでしょう。
しかし、
お客様の経済状況や家族関係、経営者や従業員の想いその他、複合的に絡み合う情報を
適確に把握し、整理し、情報を提供し、「お客様にとっての最善の答えを導く」という
我々の最も根幹となる仕事が機械に取って代わられることはありません。
そういった心配は不要である一方、
税理士事務所の仕事は、お客様からの信用信頼がなければ成り立ちません。
その信頼を勝ち得るためには幅広い知識を持ち、経験を豊かにすることが求められます。
それが『誠実な人だな、この人の言っていることは正しいな』という信頼につながります。
これまで学校でたくさんのことを学んできたと思いますが、勉強は社会に出たら終わりではありません。
むしろ、社会に出てからが勉強の始まりであり、より勉強することが求められるとともに、自身で積極的に学ぶ姿勢が必要です。
勉強し経験を重ねていくことで、失敗することもあるでしょう。それもまた経験となります。
また、周りの同僚は、仕事以外でも多くの経験を重ねてきたツワモノです。
困ったらひとりで抱え込まず、声をかけてアドバイスをもらってください。
また、先輩となる所員も相談されやすい雰囲気を出すように心がけてください。
そして、
私たちが日々働くことのできるのは、自分たちがつくったのではない道具や環境その他たくさんの支えがあればこそといえます。それらの助けに気づき、目を向け、素直に感謝し「ありがとう」と言える心の状態を身につけていってください。
お客様に「ありがとう」と言っていただける輝かしい人財になることを期待しています。