2009.09.29
家督相続 〜円満な相続のために〜
その1「高齢者のための公正証書」
先日、名古屋法務局所属の公証人、宮成正典氏の講演を聴いてきました。
演題は「高齢者のための公正証書」でした。
公正証書(こうせいしょうしょ)や公証人(こうしょうにん)は、なかなか聞き慣れない言葉かもしれませんが、
公正証書とは、国の役人が証明するので、高い証拠能力・高い証明力・即時執行可能性をもつ証書であり、
公証人とは、その公正証書を作成・保存したり、認証を行うことを仕事にしている人のことです。
公正証書というと、よく耳にするのが「土地建物賃貸借契約」「遺言」ではないかと思いますが、今回は「高齢者のための公正証書」として、特に、5つの公正証書を紹介されました。
心身の衰えに備えるための 委任契約公正証書
判断能力の衰えに備えるための 任意後見契約公正証書
尊厳死の希望を表明するための 尊厳死宣言公正証書
死後の事務の委任をするための 死後事務委任契約公正証書
遺産処分等に関する意思表明のための 遺言公正証書
高齢化時代を迎え、一度は考えておきたいテーマです。
そこで、今回から6回の連載ブログとして、その内容を紹介しようと思います。
なお、法律の専門家ではないので、聞き間違いがあるかも知れません。
お気付きの点があれば、ご指摘ください。
by 所長