2011.10.02
家督相続 〜円満な相続のために〜
争族とその構図⑤:相続人の生活状況
相続人間の考え方の違い以外にも、争族になりやすい場合があります
平均寿命がのびると共に、相続年齢も高齢化しています
たとえば、親が80歳で亡くなったとすると、子の年齢は50歳前後です。
50歳前後と言えば、子どもの教育費用や婚姻費用、家計のやりくりなど、お金が入り用になる時期です。
お金が入り用なところに相続が起これば、もらえるものはもらいたい気持ちになるのは当然です。
事業が行き詰まっていたり、借金があったりする場合も、同様です。
相続人それぞれができるだけ優良な財産を相続しようとすると、争族に突入します