2013.09.03
社長応援日記
積極的に問題に取り組む仕組みづくり
ビジネスをする上で、考えることは必須ですが、
「考える」とはなにか、考えたことはありますか?
私は「考える」とは、2つ以上の点をつなげようとする行為、
また、「ひらめく」とは、それらの点がつながった瞬間だと考えています。
たとえば、オロナミンCを開発した大塚製薬の技術部長。
大正製薬のリポビタンDに対抗するドリンク剤の開発に悩んでいた時、
外遊先のアメリカで初めて飲んだコーラにいたく感激しました。
その時、部長の頭にひらめいたのが
「炭酸の爽やかさを加えたドリンク剤」でした。
つまり、
「売れるドリンク剤」という点につながる点を探していた時、
「爽やかな炭酸」という点とつながり、
ロングヒット商品が誕生したのです。
こうしてみると、ひらめくためには、そもそも答えを知っている必要があるといえます。
「炭酸飲料」が存在するのを知らなければ、ひらめきようがないのです。
実経験やインターネット、新聞、雑誌や本などの媒体を使って
日々情報を仕入れておく必要性や、
知識や経験といった点が存在しない人が考えても無駄な理由は
ここにあるように思います。
笑点で落語家たちが問答をしていても思いますが、
ひらめくというのは、すかっとして面白いものです。
後継者や各職場のリーダーには、このひらめきを多く体験させやすい状況におくことで、
問題に前向きに取り組むクセをつけさせることができるのではないでしょうか。