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コラム

2018.06.03

社長応援日記

経営判断 と 3種類の情報

事業を動かしていくためには「行動」が欠かせません。
そして、行動するためにはまず「決断」をしなければなりません。
この決断に必要なのが「情報」です。
さて、「情報」には3つの段階があることをご存知でしょうか。
① Data     データ
② Information  インフォメーション
③ Intelligence  インテリジェンス
データは、形にならない事実を、
言葉や数字を使って汎用的にした情報をいいます。
とにかく量が多いのが特徴です。
会計でいえば、日々の取引データがこれにあたるでしょう。
(商品を売ったよ → 商品××  売上×× )
インフォメーションは、
分類・問いごとにデータを集計した情報といえます。
例えば「◯ ◯ ✕◯ ✕◯ 」という6つのデータがあったときに
「◯はいくつ?」という問いに対する「4つ」というのが
インフォメーションです。
会計でいえば、決算書がこれにあたるでしょう。
(売上はいくら?→××円)
インテリジェンスは、
インフォメーションを利用目的に合わせて表現し直した情報です。
AIのIは、このインテリジェンスの頭文字ですが、
この場合インテリジェンスは「知能」と訳されます。
つまり、
インテリジェンスは「知能を使って分析された情報」ともいえます。
会計でいえば、財務分析や意思決定会計がこれにあたるでしょう。
(売上が上がった理由は××、今後の見込みは××)
まとめますと、次の3種類の「情報」が揃うと、
正しい経営判断」をする足杖となることがわかります。
①データ(日々の仕訳)が正しいこと、
②インフォメーション(仕訳の集計・決算書)が正しいこと、
③上記2種類の「情報」に正しいフィルターをかけて分析した
 インテリジェンスが手に入ること
②インフォメーションまでは専門家であれば誰でも大きく違わないかもしれませんし、将来的にはAIがヒトにとって変わることのできる分野かもしれません。
しかし、③インテリジェンスは、
経験やセンス、熱意といった人間的要素も多分に要します。
インフォメーションをインテリジェンスに変換できるヒトを持っているか
それが事業遂行の大きなポイントであることは間違いないでしょう。

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