2019.02.03
寺尾会計の税務的な毎日
消費税増税への理解と対応②:消費税率
前号でもお伝えしましたが、
消費税の引き上げは平成31年(新元号元年)10月1日です。
これまで3回引き上げられてきた消費税ですが、
今回の引き上げでは軽減税率の導入が注目を集めます。
標準税率が10%
軽減税率が8%
飲食料品や新聞に関する事業を行なっていない方についても、
交際費や福利厚生費において食品・新聞を購入した場合には、これらの区分が必要になります。
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なお、現在の税率も8%です。
しかし、その内訳が軽減税率と異なります。
現行税率 : 国税6.3% 地方税1.7%
軽減税率 : 国税6.24% 地方税1.76%
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このように2種類の税率が混在するため、
これまでのように「(売上 ー 仕入 )× 税率」というシンプルな計算ができなくなります。
そこでインボイス制度(適格請求書等保存方式)が同時に導入されます。
インボイス制度については、次号でお話しします。
参考HP: 消費税改正 あんしんガイド
https://www.yayoi-kk.co.jp/lawinfo/shouhizei/keigenzeiritsu/index.html
A-SaaS 3分でわかる!消費税増税で話題の「インボイス」って何?
http://www.a-saas.com/blog/shouhizei_invoice_nyumon/