2019.07.13
社長応援日記
無理なく 仕事を 人に任せる
限りのある時間とエネルギーの中で、一定量以上の仕事をこなすためには
人に「任せる」ことが欠かせません。
とはいえ、相手が仕事に慣れるまでに時間や手間がかかるため、
その必要性はわかっていても、人に任せることを嫌がる人も少なくありません。
仕事を人に任せるのがおっくうになる原因の一つは、
1から10まで細かな手段や手順を指示し、
最初から完璧な完成を目指してしまうことです。
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それが原因である場合には、仕事を一度に最後まで依頼するのではなく
仕事を区切って依頼してはいかがでしょうか。
①仕事の目的や手段等について作業者に大まかな説明をする。
(作業に危険が伴う場合には、その注意指示を含む)
②依頼したい仕事の区切りのいいところまで仕事をして、声をかけてもらう。
(進捗度10%程度、1時間程度の作業量など)
③その後、依頼者がその仕事をざっとチェックして、修正点を伝える。
④作業者がその修正点を直す。
この②〜④を繰り返すことで、最終的には
依頼者の思い描く仕事に近い出来の仕事ができあがります。
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チェックの度に仕事の手を止めることになるので
より手間がかかるように思われるかもしれません。
しかし、任せ始めの労力が少ないこと、一度にチェックする量が少ないこと、
また、大きな誤りになる前に修正を依頼できることから、
案外仕事を頼みやすくなるものです。
人に「任せる」ことは人の成長につながるため、
組織においては、仕事を人に「任せる」ことが欠かせません。
必須であるならば、仕事を人に「任せる」方法を考えることが
組織力と生産性の向上につながるのではないでしょうか。