2020.08.23
経営支援資料館
地方の中小企業を元気にするアドバイザーの挑戦④ ~悩みの本質を受け止めて売上アップをめざせ~
直鞍ビジネス支援センター
センター長 岡田高幸
皆さんこんにちは。直鞍(ちょくあん)ビジネス支援センターの岡田高幸です。
先日、パソコンの調子が悪くなりました。
MacBook Pro 2016にOffice365 Soloを契約してインストールしていますが、
PowerPointが起動したあとすぐに落ちてしまうのです。
結局、OSとOfficeの再インストールをおこなってなんとか調子を取り戻しました。
講演などにも使用しているパソコンなので、バックアップは必要だなと再認識した次第です。
さて、前回に続き、ご支援事例の紹介です。
●国語塾を主宰されている方のお悩み
国語塾を主宰されている方から
「他に手がけている事業があり、国語塾の縮小を考えている」とのお話しがありました。
どんな塾なのかを伺うと、独自のカリキュラムに基づいて運営されており、
単なる教科としての国語を教えるのではなく、
あらゆる学習の基礎となる国語力を養うことを目指しているとのこと。
たとえば実際に料理を作ったあとのレシピ起こしや、
絵画を鑑賞したあとの解説文作成などです。
●私からのアドバイス
ご提案したのは「国語塾の運営パートナーを募集する“のれん分け”」です。
これだけ地域のお子さんのためになる国語塾であれば、
ご自身は教壇に立つことが少なくなるとしても、
ノウハウは誰かに受け継いでもらうべきではないですか?とお伝えしました。
実際、国語塾を縮小させることに迷いや寂しさも感じられていたようで、
パートナー事業はすぐにスタートしました。
その後、お二人の方と契約を結び、新たに2教室が開設されたとのことです。
このパートナー事業は、ほぼ費用をかけずに生徒さんからの月謝以外の新たな売上を
計上できています。
ご自身が強い愛着を持ちつつもあきらめかけていた事業を継続でき、
なおかつ大きな利益を生み出していることに大変喜んでくださっています。
相談者様の悩みを悩みとして受け止めずに売上アップに繋げることができた事例です。
●ここがポイント!
私のような支援者側に求められることの一つに、
表面上の言葉に惑わされずに、相談者様の本当にやりたいことの実現をご支援することが
挙げられます。
日々の業務に追われている中小企業の社長や個人事業主の方は、
ついついご自身の事業で実現したい夢を忘れがちです。
相談者様の「悩み」を「強み」に変えられるような支援に取り組むことが重要です。
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