2020.10.30
経営者の声
有限会社 ハセガワ 長谷川由子社長
寺尾会計は令和2年3月から10月にかけて、事務所の建物を建てかえました。
工事は予定以上に順調に進みました。
その工事中、朝昼夕、時間を問わず職人さんや事務所の所員、ご近所さんと気さくにお話を
している人がいました。
それが有限会社ハセガワさんです。
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毎日これだけ頻繁に顔を出される工事監理者はめずらしいように思います。
なぜこんなに工事に付き添われるのですか。
『現場を放っておいて、後は職人さんにおまかせ』とは、絶対にしたくないからです。
そもそも私は、お客様の造りたいものを形にすることが好きです。
「工事してよかった!」「もっと早くやればよかった」とお客様に言っていただけることが
仕事のやりがいです。
工事には多くの工程がありますが、
その工程すべてに寄り添うことでお客様の満足がいく仕事ができあがると思っています。
工事には多くの工程があるということですが、どのように始まりますか。
まずは施主さんの話をよく聞き、完成形のイメージを共有します。
あれこれお話をしていく中で、
「実はこうしたかったんだ」とお客様自身が気づかれることもあります。
(質問者注:本当にじっくり聞いてくださるんです)
そして、お客様のイメージを予算の中で実現するためのアイディアを話し合います。
(質問者注:こちらがどうしようかと悩んでいると、いつもハセガワさんから声をかけてくださいました)
その中で、経験上いらないと思うものは、はっきりいらないとお伝えします。
(質問者注:検討の結果、こちらが「やはり設置してほしい」と言うと、設置に向けていろいろな提案をくださいました)
たとえば、「この月極駐車場なら照明がなくても十分じゃない?街灯のあかりで見えるよ。」 一方で、 「雨戸を設置した方がいいんじゃない?最近は異常気象のせいで雨戸が必要だと肌で感じているから。」
このようなご提案の中で、お客様が望むイメージを具体的にしていきます。
工事における多くの工程の中で、ハセガワさんはどのような仕事をされていますか。
家を建てたい。駐車場がほしい。お風呂を新しくしたい。設備機械の位置を変えたい。
間取りを変えたい。バリアフリーにしたい。修理・メンテナンスをしたい。
私たちの仕事は、そういった建物全体に関するすべてのご希望を実現する仕事です。
建物の建築・修繕や外構の整備は、1人ではできない仕事です。
私たち自身はお客様から直接仕事を受注する元請業者ですが、
建設業界はすそのが広く、5次・6次下請は当たり前の世界です。
設計から落成に至るまで、多業種・多人数の職人さんが携わって進んでいきます。
どの職人さんもご自身の仕事に自信とこだわりを持って取り組まれます。
ただ、職人さんは工事の全体像を把握しているわけではないので、
工事の中で職人さんがいいと判断する工事が、お客様のイメージに添うかどうか、
どのタイミングで行うのがいいのか等を俯瞰的に確認し、
1つひとつの工事を全体的に整える統括役が必要になります。
その役割を果たすのが工事の管理者であり監理者である私たちです。
現場にいないときも、工事が順調に進行するように、職人さんや業務の手配をしています。
しかし、しばらく現場を離れて業務調整に比重が偏っていると、
『あぁ、こうなっちゃったか』という結果になることがあります。
そうならないために、現場にできるだけ足を運ぶようにしているわけです。
工事には「品質」「工期」「予算」「安全」の観点が必要とされます。
このうち、利益を増やそうとすると、業者側が変えられるのは工期しかありません。
工期を短くし、たくさんの工事を同時に施工する。
そうした慌てた仕事をしていると、
関係者と十分な意思疎通ができず、結局は最終的に残念な作品となってしまい、
せっかくの仕事がクレームとその対応に繋がってしまいます。
現場に頻繁に顔を出そうと思うと、仕事の量は増やせません。
ですから、工期の都合がつかない時は、お客様に工事を待っていただいたり、
他の施工業者さんにお願いしてもらったりしています。
これまで、お客様にも職人さんにも、工事のご近所様にも恵まれてきました。
以前施工したお客様が再び声をかけてくれたり、お客様を紹介してくださったり、
職人さんの受注された仕事に呼んでくださったりしています。
私たちには大きな事務所やホームページといった広告媒体がありませんが、
良縁をいただいていると感じます。
寺尾会計がお役に立てているところはありますか。
前の税理士さんが高齢で事業を廃止されたので、
ひょんなことから紹介してもらった寺尾会計に税務業務を依頼することになりました。
私の実家はもともと金物加工業で、もう店は畳みましたが、
紹介された後に、親の会社も寺尾会計のお世話になっていたことを知りました。
こんな偶然があるんですね。
寺尾会計と顧問契約してから、会計ソフト(弥生会計)を使い始めました。
今では、いわゆる「自計化」をしており、
領収書などを見て、パソコンに打ち込み、そのデータを月に1回寺尾会計に持っていきます。
データの入力等に特に難しいところはなく、問題なく使っています。
仕訳を自動で集計し、試算表を作ってくれるところがとても便利です。
寺尾会計はシステム面でもサポートしてくれるので、安心できます。
今後、寺尾会計に期待することはありますか。
事業がうまくいっている時は、うまくいっているのだからそれでいいですが、
今後、困ることが出てきたときこそ目をかけてほしいです。
何かが起きているときに「おかしい」と、いち早く気づいていただきたいと思っています。
もしこの仕事をしていなかったら何をしていたかと、考えることがあります。
その時は、ホームセンターのアドバイザーになって、お客様とあれこれと
お話をしながら、お客様が作りたいものを作るお手伝いをしていたかなと思います。
結局、この仕事が性に合っているんですよね。
ご協力をありがとうございました!
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