2020.12.16
経営者の声
株式会社 佐々木企画 深見由佳社長
令和2年10月に当事務所を建替えた際、新たに看板を設置しました。
道行く人に事務所の存在をご案内する外看板、前向き駐車を促す駐車場看板、
入口前のエレガントな会社名看板、お客様をお迎えする玄関正面の文字サイン。
どの看板も洗練されていて、事務所の印象づくりに一役買ってくれています。
そうした事務所の看板を昔からお願いしているのが、株式会社 佐々木企画さんです。
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佐々木企画さんは野立看板の製作、設置、管理を主軸に事業をされていますが、
どのように会社が始まったのですか。
当社は、家の壁に広告を貼るアルバイトをしていた先代が始めた会社です。
先代はフットワークがとても軽く、
お客様から連絡をいただいたら、その数時間後には必ずお客様の元へ足を運ぶような人でした。
私も先代の志を引き継ぎ、フットワークの軽さを大切にしています。
最近ではインターネット上でも設置場所の写真を見ることができます。
また、電話やメールで情報をやり取りすることも簡単になりました。
しかし、電子データでは仕事が十分にできませんし、機微にかけるものです。
看板の新規設置のご相談の際には、必ずお客様の元にうかがい、現場確認に行きます。
やはり現場に行かない限り、周囲の街の状況や、車に乗っている方の視点などを体感することはできません。
また、看板のデザイン製作や変更をする際には、初めに色見本をお持ちし、
検討の段階では色味の少しずつ異なる試作品を5〜6個お持ちします。
色合いはプリンターによって変わってきます。ですから、電子データでの確認だけでは不十分と考え、実際に見たときのお客様の感覚をとても大事にしています。
人間同士の心のつながりは、顔と顔を合わせてお話をすることで築かれます。
私にとっては、心の通うお客様と長くお付き合いできることが何よりもうれしいことです。
また、従業員とも仕事上の付き合いを超えて、心を合せた仕事をしていきたいと思っています。
従業員さんと心を合わせるために、どんな取組みをされていますか?
従業員と一緒に仕事をしていくためには、従業員と意見を交換し合い、
主体的に仕事を進めていける仕組みをつくることが大切だと考えています。
毎日の朝礼や、人事制度の改善によって互いの意見を聞ける機会を設けたり、
看板設置場所をデータ化することで従業員がすぐにどの看板へも点検にいけるようにしたりしています。
最近では、従業員の原価意識の向上に取り組んでいます。
私としては「この業務にはこの費用とこの費用がかかるので、利益はどのくらい」という感覚があります。しかし、従業員に対して「これでは利益がでないでしょう」と口頭でいっても、思うような反応が得られませんでした。
そこで、既存の発注書に工夫を加えました。
そのおかげで、その受注により利益が出るかを、見積時に一目で確認できるようになりました。
具体的な数字を見せると「書換えにこんなに費用がかかるとは思わなかった」「この受注金額では利益が出ない」と従業員が納得し、改善するための努力をしてくれるようになりました。
仕組みを作ってもすぐに効果が出るものばかりではありませんが
従業員とより団結してよい仕事ができるよう、これからも組織改善に努めていきます。
寺尾会計はどのようにお役に立てていますか。
先代が事業を始めて3年目に、寺尾会計さんに税務調査に立ち会ってもらいました。
それから40年間、毎月会社に訪問してもらっています。
私は社長に就任する前に、事務員として20年間 経理の仕事をしてきました。
「次は間違わないようにしよう!」と取り組んできましたので、経理処理で大きな指摘をされることがありません。
ですから、今は経理処理ではなく、主に社長としての悩み事を相談しています。
苦しい時が過ぎると悩んでいたことを言えるようになるのですが、悩んでいる最中は会社の人に悩みや弱音を言えないものです。
そんな苦しい時にも毎月、率直にお話しできる存在があるのは心強いです。
今後も、小さな質問から大きな悩みまで、その場で回答や助言がもらえることを期待しています。
ご協力をありがとうございました!
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