2024.07.03
寺尾会計の税務的な毎日
令和6年分 路線価公表 =名古屋市緑区の路線価推移=
毎年7月1日に公表される路線価が、今年も公表されました。
令和6年中に開始した相続・贈与については
この令和6年分の路線価を利用して土地の評価額を計算します。
寺尾会計事務所では、名古屋市緑区にある地価公示地番49ヶ所と徳重駅前の計50ヶ所について
路線価の上がり下がりを毎年確認しています。
その結果は次のとおりでした。
昨年と比べて路線価が上昇した地番 46ヶ所
昨年と同様の路線価であった地番 4ヶ所
昨年と比べて路線価が下落した地番 0ヶ所
前年よりも路線価が下落した地番は、昨年・一昨年と同様になく、3年連続となりました。
一方、2年連続で路線価が上昇した地番が39か所、
3年連続で上昇した地番が22か所となりました。
そして、50ヶ所すべての地番において、3年前よりも路線価が上昇しました。
また、50ヶ所の中で最も高い路線価は、徳重駅前の18万円。
最も低い路線価は、野末町の6万4千円。
なお、緑区全体としては、1月に公表された公示価格の上昇率と同様に、4%の伸び率となりました。
この4年間で平米当たり路線価が2万円上昇した地番もあります。
所有している宅地が330㎡であった場合、財産価額が660万円増加したこととなります。
相続税率が20%であった場合、相続税負担額が132万円増加したこととなります。
相続財産のうちに土地の割合が多い方については
今後も納税用資金の確保について計画していく必要があるものと考えます。