2024.01.01
ごあいさつ
令和6年 新年を迎えて
2024年を迎えるにあたり、謹んで新年のご挨拶を申し上げます。
また、
令和6年能登半島地震で被災された皆様ならびにそのご家族の皆様に心よりお見舞い申し上げます。
所員の中にも能登に知縁のある者があり、場所によっては今だ連絡が途絶えている状態です。
情報がないということは、たいへん不安な状況であると体感しております。
また、少しでも役に立つならと、物資をもって駆け付けたい気持ちもありますが
突然行っても、かえって地元の方のご迷惑になると、忸怩たる思いです。
こうした危機に直面した場面では、個人がばらばらと気持ちのままに動くことは統制を乱します。
そうした行動が2次災害や交通障害など、新たな問題を引き起こしうることは
2011年の東日本大震災、2016年の熊本地震といった前例から学習しているところです。
多くの人や地域が関係する事態において全体を円滑に整えるために大切なのは、
『信頼感』と『自己の務めを全うすること』であるように思います。
支えあう家族、地元の青年衆、町役場・国をはじめとする行政。
迅速で正確な情報を伝える官公庁やメディア。
周りを囲む者はこうした人や組織を信頼し、要請があった際に支援できるような体制をとるために
今やるべきことを粛々と行い、社会を回していくことが、最善の支援ではないかと思うところです。
信頼感の重要性は、なにも緊急事態に限ったことではありません。
どのような企業や組織、取引においても、迅速で正確な情報交換をおこない
互いの善意を信じて行動し、自らができることを行うことが 混乱のない安定した関係を築き
ひいては明るい組織や安心した社会の構築につながるのではないでしょうか。
被災された皆様の安全と被災地の一日も早い復興を心よりお祈り申し上げますとともに
皆様から信頼をうけるに相応しい事務所となれるよう尽力してまいります。
互いを信じあう年に。
本年も何卒よろしくお願い申し上げます。