日本経済新聞を上手に読む方法
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帝京大学経済学部教授
山本 博幸
掲載日:令和元年9月3日
第1回 日本経済新聞を読む理由
「日経新聞が読める本」ディスカヴァー・トゥエンティワン刊、同図解版、
累計15万部の秘伝を公開します。
日経新聞で‟富裕層"になる
日本に1億円以上の純金融資産をもった家計は3%程度でしょうか。
数年前に登場したフランスの経済学者トマ・ピケティーも3%という数字を挙げている
富裕層といわれる金銭的に恵まれた人々も先進国では3%程度でしょうか。
富を得ようと努力してもその域に達することは容易ではないのです。
日本には「人は幸せになる権利がある」という誤解がありますが、正しくありません。
正確には「人は幸せになる努力をする権利がある。」とすべきでしょう。
このように限られた富裕層に入りこむのは容易ではありません。
しかし、知的"富裕層"に入り込むのはどうでしょうか。
例えば日本経済新聞の読者およそ250万人、電子版を含めて300万人強でしょう。
日本の人口が約1億2千人ですから、日経新聞を正しく読みこむことができれば
少なくとも、このカテゴリーでは日本人のトップ3%入りとなります。
日経新聞に挑戦しましょう
外国語で書いてあるわけでもなく、日々の出来事を報じ、論評しているに過ぎないので、
怖いことは何もないのです。
これをマスターすれば、結果として知的上位のみならず、
結果として富裕層入りすることもできるかもしれません。
少なくとも、実際のビジネスや勉学すべてで新しい境地を開くことができるでしょう。
継続こそが力です。
知識こそが力です。
こっそりいいます。
日経新聞朝刊はおよそ20万字でできています。
新書2冊分です。
後ろ半分はテレビ・ラジオで聞く話です、当面無視しましょう。
半分を切り捨て、残りの半分も下の部分を切り捨てます。
そして、重要記事は奇数ページだけなので、読むべきはほんの少しです。
日経新聞読者歴45年のノウハウです、役立ててください。
第2回に続く
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