ネットショップの仕組みと仕掛け
保険共済サービス株式会社(imas)
企画営業部長 水元大輔
掲載日:令和元年7月12日
第2回 大手ショッピングモール比較
今回は、数多くあるショッピングモールの内、大手3社の特徴と違いについて
見ていきましょう。
楽天市場、Amazon、Yahooショッピングという3つのサービスの人気が高く、
多くの方が利用されているのではないでしょうか。
店舗の立場として、どこへ出店すれば良いのか等、
私も今まで多くの方からご相談をいただいてきました。
私の中での結論は、
国内のネットショッピングを制するならば"3つ全てに出店する"ことです。
しかし、社内の様々な事情や、はじめから複数サイトで運営することに対しては、
現実的には躊躇してしまうことが普通かと思います。
ですから、まずどのサイトから始めるかを検討する材料として
各モールの特徴を見ていきましょう。
各モールの特徴:購入者の性別
まずは、購入者の性別についてです。
唯一、楽天市場が男性ユーザーよりも主婦層を中心とした女性ユーザーが多く利用する
傾向が強いサイトとなっています。
様々な理由があると思いますが、大きな要因は溜まりやすく使いやすいと言われている
楽天スーパーポイントの存在が大きいと思います。
その為、食品やコスメ関連、レディースファッションなど主婦層がメインのターゲットと
なる商品を扱う方は、楽天市場での出店をご検討いただいてみてはいかがでしょうか。
楽天市場のユーザーは、色々なお店をぐるぐる回遊しながら探すお買い物を楽しむ
"目的買いユーザー"が多いと言われています。
その真逆がAmazonです。
Amazonの大きな特徴は、ページが非常にシンプルであるということです。
カタログショッピングのイメージに近く
Amazonユーザーは、欲しい商品が既にある程度決まっている"指名買いユーザー"と
言われています。
その為、生活家電や本等の"型番商品"が強いサイトとなっています。
各モールの特徴:年齢層
次に年齢層についてです。
年齢層は、Yahooショッピングが、やや高めと言われています。
現在は、検索といえばGoogleを利用する方が圧倒的に多くなっていますが、
昔からずっとYahoo Japanを利用しているYahooのヘビーユーザーの方などが、
Yahoo Japanでの検索の結果Yahooショッピングにたどりつくというケースが多いと
言われているためです。
いかがでしたでしょうか。
大きい部分の違いのみ見てきましたが、これだけでも大きな違いがあったかと思います。
何を売るのか、ターゲットは誰なのか、その点も複数あるモールを選ぶ際の
大きなポイントになってきそうです。
[次へ]