組織がイキイキする会議術
経営活性化アドバイザー
前沢しんじ
第1回 会議のありかた(かたち・種類・目的・きまり)
会議のかたちについて
筆者の経験上、会議にはふたつのスタイルがあると考えます。
ひとつは「フォーマル」な会議で、形式の決まった、一般的に行われている会議。
経営会議、戦略会議、幹部会議、営業会議、商品会議などです。
もう一つは「インフォーマル」な会議で、こちらは形式ばらずに臨機応変に行います。
現場での立ち話会議、本音の出るオフタイム会議(タバコ会議、飲み会議)、
緊急案件に対処するスクランブル会議などが考えられます。
どちらも必要な会議です。目的に合わせて使い分けをします。
会議の種類について
筆者が実施してきた会議を整理すると次のように分類できます。
- 社長と幹部、各部門長で行う「幹部会議」
- 部門長と部員で行う「部門会議」(社長が出席することもある)
- 社長と幹部と職能単位で行う「ライン会議」。
たとえば部門次長会議、女性会議、スタッフ会議、パートさん会議など - 議題(テーマ)を絞って一気に集中的に審議・決定する「テーマ別会議」
- 決算などの節々に行う全社員会議や緊急時に実施する「全体会議」
- 誰とでも、どこでも、どんな案件でも気軽に話し合う「ミーティング」
- その他臨機応変に、テーマや機能に応じて色々な会議が考えられます。
たとえば、経営戦略会議、営業会議、販促会議、商品会議、販売会議、店長会議、
次長会議、女性会議、アルバイト会議、クライシス対策会議、新店舗出店会議、
競合対策会議、など。
なぜ会議をするのか?その目的を明確にします。
会議を行う目的を明確にします
- みんな同じことを知る(情報の共有)
- 問題点を話し合う(問題解決)
- 誰が、いつまでに、何をするかを決める(検討でなく決議であること)
必ず守ること
会議を行う際に、必ず守らなければいけないことがあります。
- 会議は継続すること。「あれはどうなった?」を追究しなければ意味がない。
- 時間厳守。遅刻厳禁。欠席も原則禁止。
- 目的をもって行う(今回はこのテーマと決める)
- 会議の後、出席者各自がかならず「反省」すること。
今日の会議の結果、自分の部門は何をすべきかを考える。
会議が終わってからが真のスタートです。決定したら実行する。
そして次の会議へフィードバックする。
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