取引先を見直す絶好の機会です
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リスク管理研究所
高市 幸男
倒産の激減から、焦げ付きの発生がゼロになった会社では、
与信管理の予算削減、人員削減、部署の統合・廃止なども聞かれます。
ここで良く考えて欲しいのですが、
貴社の取引先でリスクをもたらす(恐れのある)所は販売先だけですか?
従来の与信管理は販売先の売上債権だけを対象としてきましたが、
それだけでは、不十分であることが明白です。
筆者は、与信管理にリスクマネジメントの手法を融合させ、
全ての取引先の信用を管理する「取引・信用リスクマネジメント」を提唱しています。
販売先の与信管理に余裕のある今こそ、
全ての取引先を見直し、安定した取引基盤を作る絶好の機会と言えます。
これから6回にわたって、
取引・信用リスクに対する取り組み方の一部を説明します。
読者皆様の何かお役に立てれば幸いです。