取引先を見直す絶好の機会です

リスク管理研究所

高市 幸男

倒産の激減から、焦げ付きの発生がゼロになった会社では、

与信管理の予算削減、人員削減、部署の統合・廃止なども聞かれます。

 

ここで良く考えて欲しいのですが、

貴社の取引先でリスクをもたらす(恐れのある)所は販売先だけですか? 

 

従来の与信管理は販売先の売上債権だけを対象としてきましたが、

それだけでは、不十分であることが明白です。

 

筆者は、与信管理にリスクマネジメントの手法を融合させ、

全ての取引先の信用を管理する「取引・信用リスクマネジメント」を提唱しています。

 

販売先の与信管理に余裕のある今こそ、

全ての取引先を見直し、安定した取引基盤を作る絶好の機会と言えます。

 

これから6回にわたって、

取引・信用リスクに対する取り組み方の一部を説明します。

 

読者皆様の何かお役に立てれば幸いです。

 

  1. 取引先とリスク
  2. 企業活動と企業データの関係
  3. リスク発生度の評価
  4. リスク損害度の評価
  5. リスクの対応策
  6. 評価・効果測定

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